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株式投資中級編 四季報の見方 増資は株価に影響する |
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株式投資に慣れたら中級知識でステップアップ! |
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増資とは資本金が増えることを意味します。
資本金が増えるので会社にとっては良い事だと思われがちですが必ずしもそうであるとはいえません。
四季報では過去の増資の履歴が【資本異動】欄で確認ができます。
増資の主なものは公募増資、第三者割当増資、優先株式の発行があります。
公募増資 ・・・ 時価で不特定多数の投資家に新株を発行。もっとも多い方法です。また
新規上場時にもこの方法が一般的です。
第三者割当増資 ・・・ 不特定多数でなく特定の株主(第3者の一企業)が増資を引き受けるパターンです。良くあるパターンは経営不振に陥った企業が株主資本強化策として実施することが多く時価より安い価格を発行価格にしているケースなど見受けられます。そのような場合は既存株主には不利になります。
優先株式の発行 ・・・ 普通株式よりも優先的な権利を持つ株式の発行
+ + + + +
これらの増資で投資家として最も注意すべき点はその資金の使い道です。
増資をして新株を発行するということは合計の発行株式数が増えるということです。
そうすると1株当たり利益が減り株価が下落することになります。
しかしこの増資で将来有望な分野へ設備投資をして株式増加率より利益増加率が上回れば良い増資といえますので株価は上がることになります。
また増資資金で借入金を返済、財務体質改善になるというなら株価は上がるかも知れません。
四季報では記事欄で増資の使い道にも触れていますのでどのような増資なのか確認しておきましょう。
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